若い女性に大人気!ひな鶏の素揚げを味わってきた
『鶏×バル HINAMARU』ひな鶏の素揚げ
素揚げのお店が首都圏を中心に増えています。どこもこだわりを持って作っているので優劣はつけ難いのですが、今回お邪魔した東京・渋谷の『鶏×バル HINAMARU』は、ひな鶏の素揚げを食べさせてくれる、若い人たちの間で人気のお店です。ひな鶏とは、ふ化後3カ月未満の鶏のことで若鶏と呼ばれることもあります。さっそく〈ひな鶏の素揚げ・980円〉をいただくことに。
素揚げというと、親鶏の半身で作っているところが多く、女性の中には「こんなに大きいの、食べられない!」という人も少なくありません。しかしこちらはひな鶏を使用しているため手ごろな大きさ。なるほど、これなら女性でも完食できそうです。取材時も店内には若い女性のお客さんがたくさん。人気の秘密のひとつがわかりました。当然素揚げなので衣はありません。衣付きのからあげと違い、糖質カットしているのでヘルシーなのもポイントなのでしょう。
この素揚げは揚げる前に、ほんの少しの塩をふりかけているだけで、ほかの味付けは一切なしとのこと。余計な味に邪魔をされずに肉のうま味を存分に味わえるというわけです。たしかにうま味は抜群。塩だけでここまで美味しくできるのかと驚きでした。モモ、ムネ、手羽どの部位も柔らかく、ふんわり・しっとりという印象です。骨についた肉もすんなりはがれてくれるほどの柔らかさなので実に食べやすい。肉汁もたっぷり。たっぷりというより、口からこぼれ落ちるほどです。
揚げる前に軽く塩をふっているのが美味しさの秘訣でしょう。肉に塩をふると、余分な水分が抜けてくれるため、よりふっくらと、そしてジューシーな味わいに仕上げることができます。またうま味を閉じ込める効果もあるため、これだけの美味しさを実現できているのですね。
さて鶏×バル HINAMARUでは、この素揚げの開発に1年の歳月を費やしたのだとか。こだわり抜いた作り方に、これは他の素揚げ店もうかうかしていられないな、という印象を持ちました。
徳間書店・食楽web「から活日記」より
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