「からあげフェスティバル in 千葉」に行ってきた!

11月12日(日)、千葉県木更津市のイオンモール木更津にて、開催された。“からあげの聖地”である大分県中津市で毎年開催されている、年に一度のからあげ味比べイベントが千葉に初上陸!と聞き、なにはさておき現地へ。晴れた日曜日ということもあり、会場は家族連れで大賑わいだった。 

 

今回は全国の有名店・実力店17店が勢ぞろい。それぞれが自慢の味を披露しており、各店舗の前には長蛇の列。どこに並んでも15~20分は待つという盛況ぶりだ。

 

まず注目したのが「あげ処ぶんごや」。聖地・中津のお店で、からあげグランプリ入賞の常連店だ。いただいたのは〈骨なしMIXももむね・1,000円〉。衣がとにかく美味しい。やや厚めながらもシャリシャリ感抜群。噛むと肉汁がじんわりと出てくる。むね肉のからあげも、特有のパサつき感はない。

つづいて和歌山の名店「からあげ まんぷく亭」の〈とり皮せんべい・500円〉を。とり皮は食感が苦手という人もいると聞くが、これはその心配はご無用。パリパリに揚がっており、むしろさわやかな食感。噛むと脂が舌の上にじわっと広がり、くせになりそうな味わいだ。


名店ぞろいの愛知からは4店。その中でも「名古屋 鳥開」は手羽先からあげの名店として知られている。甘辛いタレがかかっているが、これが肉に絡んで美味しさを倍加させている印象だ。肉がふっくらしていて歯ごたえもよく、ほかの部位にはないうま味を楽しめる。

宮城からは「ヘルシーキッチンここみ亭」。こちらはからあげグランプリで最高金賞受賞歴のある実力店。味付けには名物の仙台味噌を使用している。しょうゆからあげよりも辛さは強いが、その分濃厚な味わい。噛むほどに味噌の風味がじわじわと広がっていく。衣が極端に薄い。揚げるまえにしっかりと余分な粉を振るい落としているのだろう。

そして広島の「とり将」では、味付けに鶏ガラスープと名産・瀬戸田レモンの果汁と皮を使用した〈瀬戸田レモンガラ塩唐揚げもも・500円〉をいただいた。あっさり塩味ながら鶏ガラのうま味がしっかりとしている。それに塩とレモンの相性のよいこと…。これはビールに合いそうなからあげだ。


会場にはテーブルや椅子、テントも用意され、多くの来場者が好みのからあげを楽しんでした。全国の名店の味を一カ所で味わえるまたとない機会となったようだ。


徳間書店・食楽web「から活日記」より


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