金賞受賞のチキン南蛮は衣肉不分離完璧型

『宮崎県日南市 塚田農場・秋葉原中央通り店』チキン南蛮

豪快にかけられたタルタルソースが嬉しい!

 宮崎県のご当地鶏肉料理・チキン南蛮。飲食店でもお弁当でも人気メニューとして不動の地位を築いています。その宮崎に自社養鶏場を持つ『宮崎県日南市 塚田農場』のチキン南蛮は、からあげグランプリ・チキン南蛮部門で金賞を2回受賞したお店。一食の価値あり!と思い、世界的観光地・秋葉原の秋葉原中央通り店に突撃取材を敢行しました。

 入店後、さっそく〈チキン南蛮・680円〉を〈手羽先唐揚げ・6本580円〉〈宮崎マンゴーサワー・460円〉とともにいただくことに。上の写真を見てください!このタルタルソースのかかり具合!チキン南蛮といえばタルタルソースが人気の理由のひとつでしょうが、こちらのお店、これだけ惜しげもなくかけてくれるので、嬉しくなってしまいます。カレーライスのルーでさえ、ここまで豪快にかかっているものは見たことがありません。これはもう十分すぎる量。まさに“足る足る”ソースです。

 冗談はさておき、肉を箸でつまんで持ち上げると、この山のようなタルタルソースがこぼれ落ちそうになり、思わず腕に力が入ります。肉は非常に柔らかく、マシュマロでも食べているかのような食感。甘いタルタルソースとよく合います。私はおいしいからあげの必須条件として「衣肉不分離」を挙げていますが、このチキン、衣と肉がまったく分離しません。これだけソースがかかっていれば、多少は衣がゆるんでしまいそうですが、それがまったくない!衣と肉の間にすき間がない!見事なまでの完璧な作りです。一方、手羽先唐揚げは、あっさりとした醤油味。パリッとした食感です。6本のほかに9本、12本がありますが、小さめなのでかなりの数を食べられます。

 チキン南蛮は肉・衣・タルタルソースを一緒に食べられてこそ、おいしさを感じるもの。衣肉不分離を最後まで貫き通す塚田農場のチキン南蛮に九州のド根性を感じました。「あっぱれ!」をあげたいと思います。


徳間書店・食楽web「から活日記」より

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