「枚」で数えるボリューミーからあげをお江戸・日本橋で!

『串エ門・室町店』唐揚定食 880円


からあげの数量を数えるとき、単位は通常「個」ですが、ちょっとユニークな数え方をするお店が、東京は日本橋、COREDO室町のすぐそばのビルの地下1階にあります。

ランチタイムはカラアゲニストたちでいっぱいになる『串エ門・室町店』。本来は備長炭使用の焼き鳥のお店ですが、鶏肉をメインに扱うお店のからあげにハズレはないというのが私の持論。当然からあげも絶品です。

ここのからあげの特徴は、丸っこいイメージが一般的なからあげとはかけ離れた、一見ヒレカツのような平べったい形状にあります。そのため数量は「個」ではなく「枚」でカウントするという、なんとも斬新な発想。江戸っ子の町・日本橋ならではの“粋”なのかもしれません。

名物の唐揚定食(880円)は、からあげを2枚からMAX6枚まで選べ、値段も同じ。ソースはおろしポン酢、マヨネーズ、タルタルソースの中から好きなものをセレクトできるので、訪れるたびに違った味を楽しめるのも人気の秘密。

1枚は名刺サイズよりもやや大きめ、厚さもかなりあるのでボリューム感は満点。6枚食べると相当な“達成感”がありますが、味付けは生姜の風味さわやかなあっさり系。衣も軽めで、歯を立てるとふんわりと受け止めてくれるような優しい食感なので、自信のある人ならチャレンジする価値はあります。もちろん2枚でも十分満足できる大きさなので、女性のカラアゲニストにも人気のよう。

ひと口で食べられる大きさではないので、半分ほどでかみ切ってみると、中から肉汁がジュワリ。これがビジュアルに飛び込んでくるだけで食欲が加速してしまいます。

私は毎回6枚オーダーします。取材時も6枚。食べ終えて達成感を胸に地上に出たときは爽快感もプラスされています。そして近くの福徳神社に「完食」のお礼参りに行くのでした…。


徳間書店「食楽web」~カラアゲニストの「から活」日記~より

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